医療コラム

急性期から療養へ。“働き方”も“関わり方”も変えた転職 ――湯河原中央温泉病院 理学療法士・生沼さん

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都内の急性期病院で働いた後、湯河原中央温泉病院に転職した理学療法士の生沼さん。

療養病棟のリハビリに対するイメージや、実際に働いてみて感じたギャップ、日々の業務、働き方の変化まで。
中途での転職を考える方が「ここで働く自分」を具体的に想像できるよう、リアルな声を伺いました。

急性期から療養へ。環境と働き方の変化

― 「落ち着いた雰囲気」と「アットホームさ」に惹かれて

私は以前、都内の急性期病院で働いていました。

急性期で1年目を経験し、毎日スピード感のある環境の中で業務にあたっていましたが、働き方や職場環境について改めて考えるようになり、転職サイトで情報収集を始めました。

その中で湯河原中央温泉病院を知り、落ち着いた雰囲気やアットホームな印象に惹かれたことが、転職を考えるきっかけになりました。実際に働いてみてもその印象は変わらず、環境の違いを感じながら日々業務に取り組んでいます。

療養病棟で見えた、リハビリの現場

― イメージではなく、日々の実践から見えたこと

入職前は、療養病棟は寝たきりの方が多く、ベッド上でのリハビリが中心だと思っていました。

実際に働いてみると、動ける方や歩ける方も割と多く、いい意味でギャップがありました。機能面の上がり幅が大きくない方も多い中で、どのようにQOLを上げていくかを考えることが、療養病棟のリハビリでは求められていると感じています。

急性期との違い:週2回×20分でどう組み立てるか

― 限られた時間だからこそ“優先順位”が問われる

急性期では、日々の変化に合わせて40分から1時間ほどかけて評価を行っていました。

療養病棟では、週に2回、20分という限られた時間の中でリハビリを行います。
最初は戸惑いましたが、限られた時間の中で、患者さんの生活を少しでも良くするために、どこに介入すべきか、何を優先すべきかを考えながら進めるようになりました。

一歩ずつ取り戻していく、その過程に立ち会って

― 小さな変化を積み重ね、できることが増えていく

印象に残っているのは、入院当初は寝たきりで、リハビリにもあまり前向きではなかった若い患者さんです。

最初は関わり方に悩みながらも、日々声かけを続け、病棟の看護師さんとも相談しながら関わってきました。少しずつADLが上がり、最終的には歩行器を使ってトイレまで自立して行けるようになりました。

できることが増えていく過程を一緒に積み重ね、患者さんが笑顔を見せてくれた瞬間は、今でも強く印象に残っています。

無理なく続けられる働き方

― 仕事終わりの時間も、大切にできる

土日祝日は休みで、残業はほとんどありません。

リハビリ記録やカンファレンス入力などのデスクワークも、午前と午後に時間が確保されています。
業務が後ろにずれ込むことも少なく、定時で帰れる日がほとんどです。

急性期で働いていた頃と比べると、生活リズムが整い、仕事以外の時間もきちんと取れるようになりました。

おわりに

療養病棟のリハビリは、患者さんと長く関わりながら、小さな変化を一つずつ積み重ねていく仕事だと感じています。

患者さんの生活に寄り添い、同じ目線で並びながら、一歩ずつ進んでいくような関わり方ができることが、この仕事の特徴だと思います。

療養病棟でのリハビリに興味のある方は、まずは見学からでも、お気軽にご相談ください。

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