医療コラム

訪問リハ・回復期を経て選んだ、療養病棟という働き方 ――湯河原中央温泉病院 理学療法士・石橋さん

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訪問リハや回復期など、これまで幅広い領域で経験を積んできた理学療法士の石橋さん。

202412月に湯河原中央温泉病院へ中途入職し、現在は療養病棟でリハビリに携わっています。
訪問や回復期とは異なる環境の中で、療養病棟ならではの役割や関わり方、そして「この働き方を選んだ理由」について、現場で感じていることを率直に伺いました。

声をかけてもらった、そのタイミングで

― ご縁から始まった転職

私はこれまで、訪問リハや回復期など、いろいろな現場を経験してきました。
今回の転職は、以前からつながりのあった知人に声をかけてもらったことがきっかけです。

湯河原には住んでいた時期もあり、土地の雰囲気はよく知っていました。訪問リハでの仕事を続ける中で、「そろそろ次の働き方を考えてもいいかな」と思っていたタイミングだったこともあり、その流れで入職を決めました。

訪問リハ・回復期と、療養病棟の違い

― じっくり向き合えるリハビリ

訪問リハでは、比較的動ける方を担当することが多く、回復期では短期間で成果を求められる場面も多くありました。

一方で療養病棟では、改善が簡単ではないケースも少なくありません。その分、一人ひとりの患者さんと向き合い、時間をかけて関わることができます。

急な変化を追うのではなく、患者さんの状態に合わせて、じっくりリハビリを進められる点が療養病棟ならではだと感じています。

リハビリで、私が大事にしていること

― 少しでも良い方向へ、一人ひとりに合わせて

療養病棟では、どうしても大きな改善が見込めないケースもあります。

それでも、一人ひとりの状態に合わせて関わり、少しでも良い方向に変化が出ると、患者さん自身が喜んでくれます。「ありがとう」と声をかけてもらえることもあり、その積み重ねがリハビリを続ける上での支えになっています。

無理に結果を求めるのではなく、その人にとって意味のある関わりを意識しています。

コミュニケーションで意識していること

― 敬意を持ち、一定の距離感で

療養病棟では、ご高齢の患者さんと接する機会がほとんどです。

病棟ではフランクな声かけが聞こえる場面もありますが、私はできるだけ敬意を持ち、馴れ馴れしくなりすぎない距離感を大切にしています。
患者さん一人ひとりを尊重し、安心してもらえる関わり方を心がけています。

働き方と自由度

― 自分で組み立てられるリハビリの進め方

療養病棟では、残業はほとんどなく、仕事とプライベートの切り替えがしやすいと感じています。

リハビリは1単位20分で、自分の受け持ち患者さんを自分で管理しながらスケジュールを組み立てていきます。
短い時間ではありますが、その分、やりたいことを集中して行い、次の患者さんへ切り替えられる点は、自分に合った働き方だと感じています。

おわりに

療養病棟のリハビリは、短期間で大きな変化が出る仕事ではありません。

だからこそ、患者さんの状態や生活背景を踏まえながら、「今できること」を一つずつ積み上げていくことが大切だと感じています。
これまでさまざまな現場を経験してきましたが、療養病棟ならではの向き合い方があると思っています。

まずは見学で、現場の空気や働き方を見ていただけたら嬉しいです。

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