湯河原の自然に囲まれた静かな環境の中で、患者さんの生活に寄り添う看護を実践している湯河原中央温泉病院。
その中核を担う2B病棟で、日々スタッフをまとめ、患者さんと真摯に向き合う看護師長・加藤さんに、これまでの歩みや看護への想い、そして働きやすさを大切にした職場の魅力について語っていただきました。
私は高校時代、山形の地元でバスケットボールをしていました。実業団からの誘いもありましたが、看護の道を選ぶきっかけとなったのは、先輩からの一言でした。「小田原で看護をやってみないか?」と声をかけられたのです。
小田原で看護を学び、町内の急性期病院で勤務したのち、子どもが生まれたタイミングで転職を決意しました。
湯河原中央温泉病院に決めた理由のひとつは、子育てとの両立を支援する制度が整っていたことです。現在は院内託児所こそありませんが、外部の託児所を利用する際の補助制度があり、働く親にとって心強い支援体制が整っています。
実際、私自身もその制度を活用し、安心して育児と仕事の両立を続けることができました。
湯河原中央温泉病院の看護部を一言で表すと「和」。
スタッフ同士が助け合い、何でも相談しやすい、あたたかな雰囲気にあふれています。私自身も、この人間関係の良さに支えられて、長く働き続けることができました。
そしてもう一つの魅力が、温泉を活用した入浴ケアです。週に2〜3回、患者さんにゆっくり入浴していただく時間を設けており、清潔保持だけでなく、心身のリラックスにもつながっています。急性期ではなかなか難しいこのケアが、患者さんの笑顔につながる場面を何度も見てきました。
療養型病院においては、ここが「生活の場」であるという意識が大切です。
私は看護師長として、患者さんに笑顔で接することを心がけています。そして、スタッフにも“生活に寄り添う看護”の大切さを伝えるようにしています。
また、育成においては、指示を出すだけではなく、**「なぜこのケアが必要か」**という根拠を伝えるようにしています。理解して納得できると、看護はぐっと深まりますし、スタッフの成長にもつながると感じています。
湯河原中央温泉病院は、時間外勤務が少なく、基本的に定時で帰れる職場です。
急なお休みにもスタッフ同士でフォローし合える風土があり、子育て中の方や、家庭を大切にしたい方にはぴったりです。
男性看護師はまだ多くはありませんが、力仕事やケアの場面でとても頼りにされていますし、私自身も働きやすさを実感しています。ぜひ、もっと多くの方に加わってほしいと思っています。
湯河原は、人があたたかく、自然も豊かで、心が落ち着く町です。
地域の方もみんな気さくで、初めての方でもすぐに溶け込める環境があります。海が近いため、サーフィンや釣りなどのレジャーも楽しめるのも魅力の一つです。
私たちが目指すのは、患者さんにとっても、スタッフにとっても安心できる“居場所”のような病棟です。
無理なく長く働きながら、やりがいのある看護を続けたい方、そしてチームで支え合いながら成長していきたい方にとって、湯河原中央温泉病院はきっとぴったりの場所だと思います。
温かい人と自然に囲まれたこの町で、あなたらしい看護のかたちを、ぜひ一緒に築いていきましょう。
ご応募を、心よりお待ちしています。