
2026年3月、湯河原中央温泉病院に新たに相談員として入職された深町さん。
これまでのキャリアや、ソーシャルワーカーを目指した理由、そして湯河原で働くことを選んだきっかけについて伺いました。
学校を卒業してからは、病院ではない事務職などを経験してきました。
その後、医療の仕事に関わるきっかけとなったのが病棟クラークです。病棟クラークとして働く中で、社会福祉士の資格を取得し、ソーシャルワーカーを目指すようになりました。
子どもを育てていく中で、長く続けられる専門性のある仕事に就きたいと考えたことがきっかけです。
事務職は職場によって仕事内容が変わることも多いので、継続して積み重ねていける仕事がしたいと思いました。
まずは病棟クラークとして医療現場で働き始め、その後、資格を取ってさらに専門的な立場で働きたいと考えるようになりました。
そんな中で、ソーシャルワーカーの方と接する機会があり、患者様やご家族のために支援する姿を見て、「こういう形で人の役に立つ仕事があるんだ」と感じたんです。
それが自分の中ですごくしっくりきて、この道を目指そうと思いました。
資格を取得後一般病棟と療養病棟の両方を持つ病院で相談員として働きました。
その後急性期病院でも働きましたが、残業が多く、家庭との両立が難しくなってしまって。一度相談員の仕事から離れました。
その間は家庭を優先して働いていましたが、子どもも成長して落ち着いてきたので、「もう一度相談員の仕事に挑戦したい」と思いました。
湯河原に移住し、近くの病院を探していた中でご縁があり、こちらでお世話になることになりました。
旅行などで何度か訪れたことがありました。
のんびりした雰囲気や、海や山が近くにある自然豊かな環境がとても気に入っていて、「この先暮らしていくなら、こういう場所がいいな」と思っていたんです。
今はまだ、他の相談員の方に同行しながら業務を教えていただいている段階です。
その中で改めて感じたのは、病院によって相談員の仕事の内容が本当に違うということです。
以前、療養病棟のある病院で働いた経験はありましたが、それでも事務的な業務が思っていた以上に多いと感じています。
たとえば、生活保護の方のおむつ代の請求処理や、患者様に必要な物品の購入など、幅広い業務を相談員が担っていることに驚きました。
とても丁寧に教えていただいているので、安心して学ばせていただいています。
実際に業務を見ていると皆さん本当に忙しそうなので、自分が早くできることを増やして、少しでも周りの負担を減らせるようになりたいと思っています。
やはり、信頼関係を築くことです。
相談員は、関係性ができていないと成り立たない仕事だと思っています。
「この人になら話せる」「何でも相談できる」と思っていただけるような存在でありたいという気持ちを大切にしています。
それぞれの病院で求められる役割は違いますし、患者様やご家族の状況もさまざまです。
そうした中で関わった方から「助かった」「ありがとう」と言っていただける瞬間があると、この仕事をしていて本当によかったと感じます。
急性期病院では、治療が最優先になることが多いと思います。
そのため、受け入れのタイミングや対応のスピードはとても大切だと感じています。
必要な時にしっかりと受け入れができるように、レスポンスの速さや対応の確実さを意識していきたいです。
この病院は、回復期や在宅での生活を経た後に、「安心して過ごせる場所」として必要とされている病院だと感じています。
ご家族にとっても、「自宅では難しかったけれど、ここでしっかり見てもらえてよかった」と思っていただけるような存在なのではないでしょうか。
そうした場所で、患者様やご家族のお力になれるように関わっていきたいです。
また、湯河原中央温泉病院ならではの魅力として、やはり温泉があることは大きいと思います。
患者様に「ここでゆっくり温泉に入って過ごせてよかった」と少しでも感じていただけるような支援ができたらうれしいです。
何でも興味を持って始めてしまうタイプなのですが、長く続いているのはヨガです。
7〜8年ほど続けています。
ヨガは、体だけでなく心にも良いと感じています。
人と比べるものではなく、自分自身と向き合う時間として続けています。
温泉巡りも好きですし、1年ほど前から仏像彫刻も始めました。
何かに没頭して他のことを忘れられる時間があるのは、とても良いことだなと思っています。